かぜ症候群
「のどが痛い」、「熱が出る」、「鼻水や咳が止まらない」、いわゆる“風邪”をひいた時、何科を受診されますか?
鼻水・のどの痛み・発熱・咳などの症状を引き起こすのは主に“ウイルスによる急性上気道炎”ですが“ばい菌感染”もあわせて生じることがしばしばあります。
ばい菌感染は、成人であれば副鼻腔炎(いわゆる、ちくのう症)、へんとう炎、まれにへんとう周囲膿瘍や喉頭蓋炎といったこわい病気、お子さまであれば中耳炎を後に引き起こすこともあります。特に保育園に通っているお子さまは注意が必要です。
かぜ症候群の診断
“ウイルスによる急性上気道炎”に“ばい菌感染”が生じている場合、一般の風邪の治療に加えて抗生剤を使ったり、鼓膜切開などの外科的な処置が必要になることもあります。
これらの治療が必要か否かの判断には、耳鼻咽喉科の医師による専門的検査および判断が必要です。
耳鼻咽喉科では、鼓膜を見る中耳ファイバー・のどの奥を見る喉頭ファイバー・鼻の奥を観察できる副鼻腔レントゲンなどの器具を用いて、診断をつけた治療につなげることができます。
風邪をひいた時はぜひとも早めに受診されることをおすすめします。
なお、風邪の治療法のひとつに漢方薬があります。漢方薬は症状を軽くするのみならず、改善までの時間を短縮するといった医学的効果も明らかになっています。
当院では患者さまの体質やご希望に応じて漢方薬を選び、意欲的に処方しています。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
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